2025年09月12日

スタディサプリ、学習塾市場から撤退

 リクルートは、学習塾向けに提供してきた動画配信型学習サービス「スタディサプリ」を、2026年3月に終了すると明らかにした。引き続きスタディサプリでの学習を希望する生徒は、個人会員へ切り替えることで受講を続けられる。また、学校向けのサービス提供は継続される。


 スタディサプリは、低価格かつ豊富な授業動画を武器に個人利用を中心に拡大してきたが、塾向け展開は思うように進まなかった。その背景には、サービスがもともとカスタマイズ性に乏しく、塾ごとの指導スタイルやカリキュラムに柔軟に対応できなかったことがある。結果として、実際に塾で継続的に活用できていた事例はごくわずかにとどまっていた。


 さらに数年前には、スタディサプリの開発・営業の中核メンバーが相次いで独立し、教育スタートアップを起業した。これにより、プロダクト改善や営業推進の牽引力は失われ、近年は市場における存在感を急速に低下させていた。


 個人利用においても、中学生向けの「スタディサプリ個別指導塾オンライン中学講座」の提供終了や、今年6月に大学受験生向け一部コースの終了が発表されるなど、事業縮小が続いていた。一定のブランドを築いたスタディサプリではあったが、塾市場での成果は限定的であり、今回の撤退決定につながった。学習塾業界においては、より柔軟で現場適応性の高いEdTechサービスが求められていることを改めて示す形となった。


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2025年09月09日

りそな銀行、公文教室が小学生無料になる定期預金開始…1教科を最大6年受講可能

 りそな銀行は8日、学習塾「公文式教室」を展開する公文教育研究会と業務提携し、経済的な理由で塾に通えない小学生に学習機会を提供する取り組みを始めると発表した。預入額の0・1%分を公文に寄付する新たな定期預金を通じ、小学生が公文式教室に無料で通えるよう支援する。



 新たな定期預金は1年物で、金利が通常の1年物と同じ0・275%(税引き前)、最低預入金額が100万円以上となる。8日から募集を始めた。公文への寄付はりそな銀が行うため、預金者に負担は生じない。



 公文は寄付金を活用し、就学援助を受けている家庭などの小学生が、「国語」「算数・数学」「英語」の3教科のうち1教科を1年単位で最大6年受けられるようにする。今年10月から受講希望者の募集を始める。


 公文式教室の小学生の月謝は、1教科が税込み7700円(東京都の場合)となっている。りそな銀は3000億円の預金を集め、3000人の小学生に学習機会を提供したい考えだ。りそな銀の大森剛執行役員は、「預金者は自己負担なしで社会貢献ができる」と説明している。


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2025年09月01日

開校前に知っておきたい!スクール経営を成功させる5つの戦略

開校前に知っておきたい!スクール経営を成功させる5つの戦略

スクールを開くというのは大きな決断です。
「夢だった教室を持ちたい」

「教育を通じて地域に貢献したい」


そんな熱意を持ってスタートする方が多い一方、3年以内に閉校してしまうスクールも少なくありません。

では、成功するスクールにはどんな共通点があるのでしょうか?

今回は、開校前に押さえておきたい「5つの戦略」について紹介します。



1.【市場分析】ニーズと競合を徹底的に調べる

「良い立地に教室を出せば生徒が集まる」と思っていませんか?
それだけでは足りません。

  • その地域にどんな層が多いのか(子ども?大人?シニア?)
  • 競合のスクールはどんなサービス・価格設定をしているのか
  • 自分のスクールが“どう差別化できるか”

市場調査を行い、「誰に」「何を」「誰が」提供するのかを明確にすることで、開校後の方向性がブレにくくなります。




2.【明確なコンセプト】“誰のための教室か”を言語化する

成功しているスクールは、どこもコンセプトがはっきりしています

☑ 例:

  • 「小学校低学年の英語に特化した少人数制教室」
  • 「現役音大講師が教える大人のピアノスクール」
  • 「理系に強くなる!中高生向け個別指導塾」など

これを明確にしないまま始めると、宣伝も教材も迷走しやすくなります。まずは“誰にどう役立つか”を1行で言えるようにしましょう。




3.【資金計画】「1年は赤字でも持ちこたえる」資金設計


スクール経営で意外と多い失敗が、資金のショート
開校初期は広告費や設備投資などで出費が多く、生徒が安定するまでに時間がかかります。

▼最低限の備えとして:

  • 半年間の家賃、人件費、広告費を先に確保
  • 生徒0人でも1年間運営できるだけの自己資金または融資

この備えがあるかどうかで、冷静に経営判断ができるかが変わります。



4.【集客戦略】オープン前から「待ってる人」を作っておく

開校してから広告を出すのでは遅いかもしれません。
今はSNSやホームページ、ポスティングなどを使って、事前集客が可能です。

✅ 開校2〜3か月前から準備したいこと:

  • 教室のティザーサイトやInstagramで情報発信
  • オープニングイベント(体験会、無料セミナー)
  • お問い合わせ用のLINE公式アカウント開設

「いつ開校するの?」「早く通いたい!」と思ってくれる人(リスト化)を、事前に作っておくことが重要です。




5.【差別化とブランド】“選ばれる理由”をつくる

選ばれるスクールには、必ず「ここにしかない価値」があります。
それは教材、講師、雰囲気、料金設定、アクセスなどさまざま。


他校と同じことをしていても、価格競争に巻き込まれるだけ。
「うちならではの強み」を言語化し、ブランドとして打ち出すことが、長期的な経営安定に繋がります。




まとめ

スクール経営を成功させるには、開校前からの「設計」がすべてです。


✔今日からできるチェックリスト

  • □ 地域のニーズや競合をリサーチしたか
  • □ 教室のコンセプトは明確か
  • □ 開校1年間の資金計画は立ててあるか
  • □ オープン前の集客導線は設計できているか
  • □ 自校の「選ばれる理由」は一言で説明できるか

これらを1つずつ確認しながら準備を進めることで、開校後のリスクを最小限に抑えることができます。



posted by 佐藤 仁 at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣スクール開業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月30日

第28回ビズメイツ調査【英語学習の挫折実態2025】8割超が挫折経験 壁は「モチベーション」から「自己管理力」へ

ビジネス特化型オンライン英会話サービス「Bizmates(ビズメイツ)」を提供するビズメイツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 伸明 、以下「当社」と言う。)は、社会人になってから英語を学習した経験がある会社員109名を対象に 「英語学習の挫折」に関する定点調査(2021年実施の同調査と比較 ※1)を実施しました。


その結果、英語学習において最大の壁は依然「継続」であるものの、その背景は「モチベーションの低下」といった心理的な要因から、「自己管理の難しさ」「成果の見えづらさ」といった、より実践的な課題へとシフトしている実態が明らかになりました。同時に、生成AIや学習アプリの進化により、時間や場所にとらわれない柔軟な学習が可能になった今、学習継続を支えるカギは、人の伴走とテクノロジーの力を掛け合わせた「自走力支援」にあることが見えてきました。

■調査概要

  • 調査概要:「英語学習の挫折」に関する定点調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピーR︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年6月26日〜同年6月27日

  • 有効回答:社会人になってから英語を学習した経験がある会社員109名(2021年調査の有効回答数111名)


※1|第2回ビズメイツ調査「英語学習の挫折に関する実態調査」(2021年6月23日発表)

   https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000006561.html

※2|合計を100%とするため、一部の数値に端数処理を行っております。そのため、実際の計算値と若干異なる場合がございます。


■英語学習の課題:継続や方法の壁は依然も、テクノロジーの進展で「時間の捻出」は大幅改善

「Q1.英語学習において、あなたが課題として感じたことを教えてください。(複数回答)」(n=109)に対し、2025年の調査結果では、2021年と同様に「学習を継続すること」(53.2%)や「自分の英語力において、どのような学習方法が最適かわからなかった」(51.4%)が上位に挙げられました。一方で、「学習時間の捻出」(27.5%)は2021年から17.5ポイントの大幅減となりました。この変化の背景には、ここ数年で進展したデジタル学習環境の整備があると考えられます。生成AIの登場をはじめ、学習アプリやオンライン教材の質・選択肢が飛躍的に拡大したことで、通学を伴わずともライフスタイルに合わせて柔軟に学習できる環境が整いつつあります。


その結果、「学習時間の確保」という物理的制約は緩和されつつある一方で、「モチベーションの維持」や「自分に合った学習方法の選定」といった心理的かつ個別性の高い課題は依然として残っていることが、2025年の調査から明らかになりました。英語学習においては、利便性だけでなく、自分に最適な方法を見極めて継続するための支援がより一層求められているといえます。

Q1.英語学習において、あなたが課題として感じたことを教えてください。(複数回答)

■「聞く」「話す」力の強化に重点:リスニング・スピーキングが学習時間の多くを占める傾向に

「Q2.英語学習において、最も時間を使った内容を教えてください。」(n=109)の回答では、「リスニング」が最も多く29.4%を占めました。リスニングの学習時間が最も多い背景には、AI英会話や音声教材など、音声を中心とした学習ツールの進化・普及があると考えられます。また、「スピーキング」(25.7%)も依然として上位にあり、多くの学習者が「聞く」「話す」といった実践的なインプット・アウトプットスキルの向上に重点を置いていることがうかがえます。

Q2.英語学習において、最も時間を使った内容を教えてください。

■84.4%が英語学習で挫折を経験──最大の壁は「継続力」と「学習の習慣化」

「Q3.あなたは、英語学習の継続について、自ら定めた目標を達成する前に挫折した経験がありますか。」(n=109)の回答では、「何度もある」(73.4%)、「1、2回ある」(11.0%)を合わせて

84.4%が挫折を経験していることがわかりました。2021年(87.4%)と比較して3.0ポイント改善は見られたものの、依然として高水準で推移しており、多くの学習者が「継続の難しさ」に直面していることが伺えます。挫折の背景には、成果が見えにくいことによるモチベーションの低下や、自分に合った学習法がわからない不安、学習を日常に組み込む難しさなど、複合的な要因があります。特に日本人は「読み書き」中心の教育を受けてきたため、「話す・使う」ことへの苦手意識が根強く、継続の心理的ハードルになっていると考えられます。さらに、ビジネスパーソンにとっては、忙しい業務や家庭との両立により、英語学習の優先順位が下がりやすいことも障壁の一つです。学習ツールの選択肢が広がり、利便性が向上しても、「続けること」自体が依然として最大の課題であることが明らかとなりました。

Q3.あなたは、英語学習の継続について、自ら定めた目標を達成する前に挫折した経験がありますか。

■「3ヶ月以内の挫折」大幅減、英語学習は短期型から中長期型へシフト

Q3で「何度もある」「1、2回ある」と回答した方を対象に、「Q4.英語学習を開始してから初めて挫折するまでの期間を教えてください。」(n=92)と尋ねたところ、「3ヶ月以内」が最多(47.8%)である点は2021年と同様でしたが、その割合は33.6ポイント減少と大きく改善しました。一方で、

「3ヶ月〜半年程度」(35.9%)、「半年〜1年程度」(7.6%)、「1年以上」(8.7%)といった中長期の回答が増加しており、全体として英語学習の継続期間が延びている傾向が見られます。この変化の背景には、英語学習への向き合い方が「短期集中型」から「長期的なスキル形成」へとシフトしつつあることが挙げられます。アプリやオンラインサービスの普及により、誰もが気軽に学び始められる環境が整ったことに加え、進捗の可視化や継続を支援する機能の進化によって、「続けやすさ」が確実に高まっていると考えられます。


また、特にビジネスパーソンの間では、英語力がキャリア形成や国際業務の必須スキルとして認識され、短期的な成果よりも、中長期的な視点で計画的に取り組む姿勢が浸透し始めていることも、学習継続期間の延長に寄与している可能性があります。

Q4.英語学習を開始してから初めて挫折するまでの期間を教えてください。

■挫折理由は「自己管理の難しさ」が最多に──学習の主な壁は“やる気”から“自走力”へ

Q3で「何度もある」「1、2回ある」と回答した方に対し、「Q5.あなたの挫折理由を教えてください。(複数回答)」(n=92)と尋ねたところ、「継続するための自己管理ができなかった」が最多(56.5%)となり、2021年から5ポイント以上増加しました。次いで「英語の上達を感じられなかった」(47.8%、+8.6pt)、「モチベーションの低下」(40.2%、−22.7pt)が続き、2021年に最多だった「モチベーション低下」は大きく減少しています。この結果から、英語学習の挫折要因が、かつての「やる気が続かない」といった漠然とした心理的な課題から、「継続の管理方法」や「成果の実感」といった、より具体的かつ実践的な課題へと移行していることがわかります。アプリやオンライン教材など、自由に学べる環境が整った一方で、それを活かし続けるための「習慣化」や「自己管理」の力が、これまで以上に求められていると言えます。特にビジネスパーソンにとっては、多忙な中でも計画的に学習を継続できる「自走力」の有無が、成果を左右する重要な要素となっています。

Q5.あなたの挫折理由を教えてください。(複数回答)

■実践とのギャップやAI時代の迷いも挫折理由に──自由回答に見るリアルな挫折の声

Q3で「何度もある」「1、2回ある」と回答した方に対し、「Q6.Q5で回答した以外に、挫折理由があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=92)と尋ねたところ、「教科書で学んでも会話に活かせなかった」といった、英語を実際に使う場面を意識した声や、「翻訳機能などAIの発展により、語学学習の必要性自体に疑問を感じた」といった時代背景を反映した意見も見られました。また、「時間が取れない」「一度中断すると再開が難しい」といった声は2021年と2025年の両年に共通しており、学習習慣の維持が今なお英語学習における根強い課題であることが伺えます。

Q6.Q5で回答した以外に、挫折理由があれば自由に教えてください。(自由回答)

■「小さな目標」「短時間学習」が継続の鍵に──テクノロジー活用の工夫も広がる

「Q7.英語学習で挫折しないために工夫したことを教えてください。(複数回答)」(n=109)では、「達成しやすい小さな目標を設定すること」(33.0%)や「毎日の学習時間を短時間に設定すること」(32.1%)が上位に挙がりました。いずれも「続けられる」という実感=自己効力感を高め、無理なく習慣化を促す工夫です。また、学習状況の可視化や進捗管理など、アプリ等を活用したテクノロジーによる継続支援も一定の支持を得ています。

Q7.英語学習で挫折しないために工夫したことを教えてください。(複数回答)

■63.3%が「専任のコンサルタントの支援があれば継続できた」──英語コーチングへの関心の高まりも

「Q8.英語学習において、もし専任のコンサルタントがあなたの英語力にあった学習プランの作成および進捗チェックを行うといったことができていたら、英語学習を継続できたと思いますか。」(n=109)の回答では、「とても思う」(13.8%)、「やや思う」(49.5%)を合わせて63.3%が、専任のコンサルタントによる支援に期待を寄せていることがわかりました。この結果から、教材やサービスの内容だけでなく、個々のレベルや課題に合わせたプラン設計や継続的なフィードバックといった個別最適なサポートが、挫折防止において重視されていることが伺えます。こうした傾向は、近年拡大する英語コーチングサービスへの関心とも一致しており、伴走型支援のニーズへの高まりが読み取れます。

Q8.英語学習において、もし専任のコンサルタントがあなたの英語力にあった学習プランの作成および進捗チェックを行うといったことができていたら、英語学習を継続できたと思いますか。

■6割超が「仲間の存在が継続に効果」と回答──英語学習に求められる「つながり」

「Q9.英語学習において、もし自分と近い目標やレベルの仲間たちと切磋琢磨できるコミュニティがあれば、英語学習を継続できたと思いますか。」(n=109)の回答では、「とても思う」(15.6%)、「やや思う」(46.9%)を合わせて62.5%が学習仲間の存在が継続意欲を高めると感じていることがわかりました。共に努力できる環境やモチベーションの共有は、学習継続率に大きく寄与する可能性を示しています。今後は、共通のゴールや関心でゆるやかにつながる「学習コミュニティ」へのニーズも、一層高まっていくと考えられます。

Q9.英語学習において、もし自分と近い目標やレベルの仲間たちと切磋琢磨できるコミュニティがあれば、英語学習を継続できたと思いますか。

■現在の英語学習法は「対面」「アプリ」「コーチング」が拮抗

「Q10.英語学習において、現在実施している学習方法を教えてください。(複数回答)」(n=109)では、「対面の英会話レッスン※」(22.9%)が最も多く、僅差で「英語学習アプリ(AI会話を除く)」(21.1%)、「英語コーチング」(20.2%)が続きました。また、「動画コンテンツ」「AI英会話アプリ」「映画やドラマ」など、日常に取り入れやすい手段も一定の支持を集めており、英語学習の方法は多様化しています。学習者が自身のライフスタイルや目的に合わせて、最適な学び方を模索している傾向が見て取れます。


一方で、「特にない」と回答した、つまり現在まったく学習に取り組んでいない層が27.5%と最も高く、このような層に対しては、学習再開を促す仕組みやモチベーション喚起の工夫が今後の重要な課題となりそうです。


※本プレスリリース内では、対面の英会話レッスン=通学型の英会話教室と定義しています。

Q10.英語学習において、現在実施している学習方法を教えてください。(複数回答)

■検討している学習方法、「対面の英会話レッスン」や「AI英会話アプリ(AI会話を含む)」が上位

「Q11.英語学習において、検討している、もしくは興味のある学習方法を教えてください。(複数回答)」(n=109)では、「対面の英会話レッスン」(27.5%)が最多となり、「AI英会話アプリ(AI会話を含む)」(25.7%)、「オンライン英会話レッスン」(22.9%)が続きます。対面型・AI・オンラインの各種学習法に関心が分散しており、学習目的やライフスタイルに応じて柔軟に複数の手段を組み合わせる「ハイブリッド型学習」のニーズが高まっていることがうかがえます。

Q11.英語学習において、検討している、もしくは興味のある学習方法を教えてください。(複数回答)

■まとめ

2025年の調査では、英語学習者の意識が「短期集中」から「長期継続」へと移りつつあり、最大の課題である「継続」の背景も、「モチベーションの低下」といった心理的な理由から、「自己管理の難しさ」や「成果の実感のしづらさ」といったより実践的な課題へと変化していることが明らかになりました。


一方で、生成AIなどテクノロジーの進化により、オンライン学習やアプリなど学習環境の自由度は飛躍的に高まり、学習者は「小さな目標設定」や「短時間の習慣化」「進捗の可視化」などを通じて、自らの継続を支えようとしています。さらに、「専任コンサルタント」や「学習仲間」へのニーズからは、個別最適な支援とつながりの重要性もうかがえます。

現在の学習方法は対面・アプリ・コーチングと多様化が進み、今後の関心も対面型・AI・オンラインのハイブリッド型に広がる中、「今は何も取り組んでいない」層も一定数存在しており、再開への動機づけも課題です。


こうした結果からは、英語がキャリアや国際ビジネスの基盤スキルとして求められる今、日本人ビジネスパーソンの「グローバル対応力」を高めるには、学びを「続けられる仕組み」の提供こそが、今後ますます重要になることがうかがえます。 テクノロジーと人の力を組み合わせた「自走支援」のあり方が、英語学習支援の中心となっていくと考えられます。



■ビズメイツ株式会社について www.bizmates.co.jp

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やってよかった習い事は? 何歳から始めるべき? ヨメルバ会員の習い事事情、調査結果を発表

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)が運営する、子どもの読書を応援するサイト「ヨメルバ」は、子ども・保護者や、子どもと接するお仕事をされている方々にさまざまな情報を発信しているウェブメディアです。
「何歳くらいから習い事を始めるべき?」「習い事をするメリットは?」など、お子さんの習い事について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回ヨメルバでは、ヨメルバ会員本人とお子さんの習い事について、人気の習い事やその理由を調査しました。

●調査概要

・調査内容:習い事に関する調査

・調査方法:インターネット調査(ヨメルバのWEBサイト上に掲載)

・対象者:ヨメルバ会員

・調査期間:2025年3月19日〜2025年4月25日

・有効回答数=1,087件
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【ヨメルバ調べ】と明記ください。


●調査サマリー

・回答者がやったことのある習い事の1位は「音楽系」

・半分近くのお子さんが4歳までに初めての習い事を経験

・お子さんがやったことのある習い事の1位は「水泳」


【習い事に関するアンケート結果】

●あなたは、子どもの頃(18歳まで)にどんな習い事をしていましたか?(複数回答可)

まずはヨメルバ会員本人が子どもの頃にしたことのある習い事を調査。

最も多かったのは、ピアノなどの「器楽・音楽」系の習い事で、半数近くの方がやった事があると回答。後述する「お子さんがしたことのある習い事」では少なかった「習字・書道」と「そろばん」が上位に入り、「習字・書道」は半数近く、「そろばん」は4人に1人がやったことがあるという結果になりました。


●過去にされたことのある習い事の中で、あなたが「やってよかった」と思うものは何ですか?(複数回答可)

それぞれの習い事について「やったことがある」と回答した人のうち、「やってよかったと思う」と回答した人の割合も調査。

「水泳」と「習字・書道」が6割以上の人がやってよかったと回答し、満足度の上位に。


やってよかったと思う理由としては、

「体力や持久力がつくだけでなく、万が一のときに自分の命を守れるスキルとしても役立ちます。子どもの頃に身につけておいて本当に良かったと思います。(水泳)」
「体力、持久力がつきました。風邪をひかない強い体になりました。運動することに自信を持てました。(水泳)」
「字を上手く書くだけでなく、集中することができるようになった。(習字・書道)」

などが挙げられました。

特定の習い事に限らず、大人になっても役に立つ・楽しめる、そしてそんな特別なコトに出会えた、ということをよかったと感じている方が多いようです。


●お子さんが初めての習い事をされたのはいつ頃ですか?

続いてお子さんの習い事についても調査。

初めて習い事をした年齢について聞いたところ、かなり早い時期から始めている方も多く、半分近くの方が4歳までに習い事をしていると回答しました。どんな習い事をしているのでしょうか?


●お子さんがしたことのある習い事

全年齢では「水泳」を習っているお子さんが最も多い結果になりました。

年齢別に見ていくと、現在3歳以下のお子さんはまだ習い事を経験していないという方も多いですが、4歳以上になると、「水泳」や「体操」と言った身体を動かす習い事や、手先を細かく動かす「器楽・音楽」等を経験される方が多くなるようです。お子さんの成長に合わせて、習い事を選ばれている様子が分かります。


●お子さんに習わせてよかったと思う習い事は?(複数回答可)

お子さんに対しても「やったことがある」人のうち、「習わせてよかった」習い事の割合を調べました。

こちらも1位は「水泳」で8割以上の人が「習わせてよかった」と回答し、人気の高さが伺えます。「そろばん」「習字・書道」は大人のランキングでも上位でしたが、どの習い事も、本人が「やってよかった」と回答した割合より高い結果となりました。


よかったと感じる理由としては、

「辞めたとしても少しでも経験があると、苦手なものとして認識はしないので、前向きにとらえることができる。続けているものは、自信に繋がっているので。」

「様々な自信を育む場になった。継続する力や、一人で立て直す力も身についてきたように感じるから。」

といったコメントがありました。


自信をつけたり、努力をするなど、習い事そのものの技術や学習よりも、何かを習得する過程で身に付く力や経験を大切にされていることが伺えました。また、一度触れることで苦手意識を持たずに成長していける、というコメントも非常に多く見られました。



「ヨメルバ」サイト内特集ページでは、お子さんが経験したことのある習い事の年齢別の結果や、人気の習い事にかかるお金、送り迎えの実態、お子さんに習わせたい習い事についても調査の結果を公開しています。


▼詳細はコチラ

https://yomeruba.com/plus/life/survey/entry-44763.html


「習い事について」アンケートの結果をご紹介しました。いつからお子さんの習い事を始めるか、どんな習い事がいいのか、悩んでいる方の参考になれば幸いです。

posted by 佐藤 仁 at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | スクール関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月25日

「効果的だと認識されている学習方法」と「実際に利用されている学習方法」の間にギャップ| スキルアップ研究所調査結果

社会人向けの英会話サービスや英語学習アプリは数多く存在するものの、社会人が具体的にどのような学習方法や学習環境を求めているのかについてはまだまだ調査を重ねる必要があるだろう。


そこで今回は社会人の英語学習におけるニーズについて調査を行った。


「社会人の英語学習ニーズに関する実態調査」結果のポイント

  • 「効果的だと認識されている学習方法」と「実際に利用されている学習方法」の間にギャップ
  • 気軽に利用できる英語学習サービスが人気
  • 隙間時間に、気軽に英語を学びたいという人が半分以上
  • 人前で英語を話すことに抵抗はあるものの、たくさん人と話して学びたい人が多数


■調査概要

項目

詳細

調査名

社会人の英語学習ニーズに関する実態調査

対象者

社会人

対象地域

全国

調査方法

インターネット

調査期間

2025年06月22日〜2025年06月29日

回答数

500

 

 

「効果的だと認識されている学習方法」と「実際に利用されている学習方法」の間にギャップ

気軽に利用できる英語学習サービスが人気



英語学習者が利用しているサービスでは、「YouTubeなどの動画」が52.6%で最も多く、次いで「英語学習アプリ」が50%と、この2つが突出して利用されていることが分かった。一方で、英会話教室やオンライン英会話といったサービスは、利用率が14%以下と低い結果となった。


この結果から、実際社会人で英会話教室やオンライン英会話を利用して英語を学んでいる人は少なく、YouTubeなどの動画や英語学習アプリなどの手軽なサービスで英語を学んでいる人が多いことが分かった。


手軽に利用でき、かつ費用を抑えられる学習方法を重視している可能性が高いと考えられる。

 

 

一方で「英会話教室(マンツーマン)」が最も効果的だと感じられている



英語学習において最も効果的だと考えられているサービスは、「英会話教室(マンツーマン)」で41.9%、次いで「オンライン英会話(マンツーマン)」が15.3%だった。


この結果から、多くの人がマンツーマン形式の学習サービスを、英語学習において最も効果的だと感じていることが明らかになった。


「効果的だと認識されている学習方法」と「実際に利用されている学習方法」の間にはギャップがある。

 

 

アプリだけでは十分に英語を習得できないというイメージがある



「アプリだけで十分に英語を習得できると思いますか?」という質問に対し、「いいえ」と回答した人が71.4%と圧倒的に多かった。


英語学習アプリは実際に多く利用されているが、あくまで補助的なツールとして認識されており、それ単体での完全な習得は難しいと考えている人が多数派であるようだ。

 

 

英語学習において最も重視されるポイントは「費用」



英語を学ぶ上で最も重視するポイントについて尋ねると、「費用」が35.4%で最も多かった。この結果から、費用を抑えられる格安のオンライン英会話や英会話アプリといったサービスが今後も支持されると考えられる。


また、「学習そのものの楽しさ」「時間の柔軟性と効率」も3割以上の人が回答していることから、様々な要素が検討されていることが分かる。


この結果から、「費用」や「時間」が障壁となって学習に踏み出せない人がいる可能性が指摘できる。

 

 

できるだけ英語学習の費用を抑えたい人が多数



「1ヶ月あたり英語学習にかける費用としてどれくらいが妥当だと感じますか?」という質問を行うと、「1000円以上3000円未満」が27%で最も多く、次いで「3000円以上5000円未満」が26.6%だった。


1ヶ月あたり5,000円未満を妥当だと感じる人が全体の3/4近くを占めており、それほどお金をかけたくないという人が多いことが分かる。

 

 

隙間時間に、気軽に英語を学びたいという人が半分以上



「英語をどのように学びたいですか?」という質問を行うと、「隙間時間に、気軽に学びたい」と回答した人が54.4%と半数以上を占め、最も多かった。


「YouTubeなどの動画」や「英語学習アプリ」が実際に多く利用されているのはこの傾向が原因と考えられる。


このニーズに応えるため、短時間で完結するコンテンツや、ゲーム感覚で楽しみながら学べる機能、モチベーションを維持するための工夫などを取り入れることが重要となるだろう。

 

 

レッスンの際に重視される項目とは?

レッスン形式で最も人気なのはマンツーマン



英会話レッスンの形式について尋ねたところ、「マンツーマン」が63.8%と圧倒的な人気を集めた。次いで「少人数グループレッスン(3人以下)」が19.4%となり、少人数または個別指導への強いニーズが判明した。


自身のペースで学習を進め、質問しやすい環境や、より多く発話機会を得られる個別指導に大きな価値に見出していると考えられる。


ビジネス上での会議などを想定した社会人向けのグループレッスンを提供している英会話教室もあるが、その需要は比較的低いと言える。

 

 

ほとんどの人が講師の質を重視している



「英会話レッスンを受ける際は講師の質を重視しますか?」という質問を行なうと、「はい」と回答した人が51%と半数を占めた。


また、「場合による」と回答した人は47.6%で、全く講師の質を重視しないという人はほとんどいないことが分かる。

 

 

多くの人が特定の講師との継続的な関係性を重視している



「英会話レッスンを受ける際は同じ講師に継続して教えてほしいと思いますか?」という質問を行うと、「はい」と回答した人が51%と半数を占めた。


学習者の弱点や進捗を深く理解してもらえるため、多くの英語学習者が特定の講師との継続的な関係性を重視している。


したがって、頻繁に講師が変わり、特定の講師を予約し続けるのが難しいオンライン英会話サービスは、満足度が低い可能性が指摘できる。

 

 

英会話教室の通いやすさを重視する人は非常に多い



「英会話教室を利用する際は家からの(もしくはオフィスからの)通いやすさを重視しますか?」という質問に対して、「はい」と回答した人が75.6%と非常に多かった。


この結果から、英会話教室を選ぶ際に「通いやすさ」が非常に重要な決定要因となっていると言える。社会人は多忙なため、レッスン以外の移動時間を少しでも減らしたいというニーズが伺える。

 

 

人前で英語を話すことに抵抗はあるものの、たくさん人と話して学びたい人が多数



「人前で英語を話すことに抵抗を感じますか?」という質問に対し、80.8%が「はい」と回答しており、多くの人が英語を話すことに対して心理的なハードルを感じている。


一方で、「英語を学ぶ際はたくさん人と話して学んでいきたいですか?」という質問には、75%が「はい」と回答しており、多くの学習者が実践的な会話を通して英語を習得したいという意欲を持っている。


学習者は効果的な学習方法として会話練習の重要性を認識しているものの、実際のコミュニケーションにおいては自信のなさや失敗への恐れから積極的になれない、というジレンマを抱えていると考えられる。


人前ではなく、AI相手に英会話ができるAI英会話アプリがそのジレンマを解消してくれるため、需要がより高まっていく可能性が指摘できる。

 

 

今後の課題・展望


今回の調査で、英語を本格的に学びたいという人よりも気軽に学びたいという人が多く、実際アプリや動画のみで学んでいる人も多いことが分かった。


しかし、実際は英会話教室やオンライン英会話などの方が効果的だと思っている人が多く、費用面や時間、人前で話す抵抗感から踏み出せないことが推測できる。


一方で人と話すことの重要性を理解している人は多く、たくさん話して学びたいという人が多数派だった。


今後は「気軽に学びたい」「人前で話すことに抵抗がある」「たくさん話して学んでいきたい」といった、さまざまなニーズを満たすAI英会話アプリなどが人気を集める可能性が指摘できる。



出典:https://reskill.gakken.jp/5005

(スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/

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2025年07月02日

子どもを英会話教室に通わせている保護者は4割以上、うち4歳未満から通学が最多=イーオン調べ=

イーオンは6月30日、子どもの英語・英会話学習に関する意識調査の結果を公表した。


調査は、4歳〜15歳の子どもを持つ保護者1000名を対象に6月13日〜16日に行われた。それによると、子どもを英語に触れ始めさせた時期は「4歳未満」が最多となり、約3分の1が未就学児から英語学習を開始したと答えた。


子どもに何のために英語を学んでほしいかを訊ねたところ、「将来の可能性を広げるため」が1位で70%以上となった。



自分の子どもは英語が苦手と感じている保護者は4分の1以上に上った。その理由は1位「文法が理解できていない」50.4%、2位「単語を覚えるのが苦手」41.5%、3位「英語を聞き取るのが苦手」37.3%などとなった。




「英会話学校に通わせたい」と回答した保護者は6割以上に上り、実際に子どもを英会話学校に通わせている保護者は4割以上、そのうち4歳未満から通学させている保護者が最多となった。




子どもにとって英語資格試験が大切だと感じている保護者が約7割を占めた一方で、英語資格未取得の子どもを持つ保護者も7割以上に上った。また、半数以上の保護者が英語資格の学習方法に不安を感じていると回答した。


posted by 佐藤 仁 at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | スクール関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月19日

25年の子ども向け情報教育市場規模、前年比138.7%の352億円で7年連続の成長【「コエテコ byGMO」と船井総合研究所調査】

 GMOメディアは、同社の運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」が、船井総合研究所と共同で実施した「2025年 子ども向け情報教育市場規模調査」の結果を、6月17日に発表した。


 同調査における調査期間は4月1日〜5月30日となっており、調査対象は民間プログラミング教室市場と、学習塾における「情報I」受験対策市場の2つ。なお、民間プログラミング教室市場については、ロボット製作とプログラミングをかけ合わせて学ぶ「ロボット・プログラミング教室」、およびプログラミングを学ぶことに特化した「プログラミング教室」を対象とする。



  調査結果によれば、2025年の子ども向け情報教育市場規模は、従来の子ども向けプログラミング教育市場規模が267億円、受験系情報教育市場が85億円、合計で352億円に達した。船井総合研究所が発行した「情報教育白書2022年版」では、従来の子ども向けプログラミング教育市場規模は350〜430億円、受験系情報教育市場は100億円と予測され、いずれも予測額を下回ったものの、市場規模は7年連続で成長した。


 2020年から小・中・高等学校での情報教育の必修化が段階的に進み、それを契機として基礎教育だけでは不十分と考える保護者を中心により実践的・発展的な学習環境を求めるようになった。この動きが広がり、民間教育へのニーズの高まりにつながっている。また、2025年度から大学入学共通テストに新設された「情報」科目が追い風となり、プログラミング教育は「習い事」から「受験対策」へと位置づけを広げつつある。このため、受験産業や教育サービス業界でもプログラミング教育の重要性が急速に高まっている。


 今回の市場規模推計では、民間プログラミング教室を対象としているものの、当初の見通し以上に民間学童や幼稚園の課外教室、大手教育事業者のプログラミング教材などの市場が拡大した。民間学童だけでも数十億円規模のプログラミング市場であると推計しており、今回は調査対象範囲外となるそれらの市場を含めると、「情報教育白書2022年版」で予測していた350〜450億円に近い、またはそれ以上の規模に拡大している可能性もある。


 おもに高校では、民間企業が開発している「情報I」対策講座が普及してきており、学習塾で「情報I」対策をする高校生が想定より少なかったと考えられる。当初の想定を上回る規模で学校向けの対策講座が普及し、教材市場だけで少なくとも数億〜10億円前後の規模が形成されている可能性が高い。


 2022年に国公立大学では原則「情報I」を課すと発表されたものの、2025年度の国公立入試では「情報Iを利用しない」「選択科目としての利用」「得点利用しない」「得点比率を下げる」といった対応が取られ、「情報I」の合否への影響は想定よりもかなり小さい形に収まった。入試の合否に影響がない、または少なくなったことや、学校向け「情報I」対策講座の普及の影響によって、当初の見通しと比較して15%ほど市場規模が小さくなっている。


posted by 佐藤 仁 at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | スクール関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【子どもが習い事を辞める理由ランキング】パパママ507人アンケート調査

子どもの習い事は、心身の成長を促す大切な機会。しかし途中で習い事を辞めてしまう子どもも少なくありません。


今回、オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミー(https://atam-academy.com/ )は、お子さんが習い事を辞めた経験がある507人にアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。


調査結果に対して、 子育てアドバイザーの高祖常子氏よりご考察いただいております。






【調査概要】

調査対象:お子さんが習い事を辞めた経験がある人

調査期間:2025年5月27日〜6月4日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:507人(女性389人/男性118人)

回答者の年代:20代 5.5%/30代 36.3%/40代 39.3%/50代以上 18.9%


【調査結果サマリー】

・子どもが習い事を辞める理由1位は「やる気がなくなった」

・習い事を辞めた後の子どもの変化は「別の習い事を始めた」

・子どもが習い事を続けるための親の工夫は「習い事を慎重に選ぶ」



子どもが習い事を辞める理由1位は「やる気がなくなった」

お子さんが習い事を辞めた理由のダントツは「やる気がなくなった (30.8%)」でした。子ども自身のモチベーション低下が、習い事を辞める主な理由だとわかります。


2位「指導者と合わない(12.4%)」、4位「他にやりたいことができた(10.8%)」なども、モチベーション低下の要因になると考えられます。


<1位 やる気がなくなった>

・親の観覧日に、子どもがやる気なさそうにゴロゴロしているところを見たため。本人が集中してやってくれないなら、お金の無駄だと思った(30代 女性 新体操)

・ピアノが楽しくなくなって、先生から出された課題練習をしないまま、次のレッスンに行くようになったから(50代以上 女性 ピアノ)

具体的には「課題や練習を自発的にしなくなる」「レッスン中に集中できていない」などが挙がりました。やる気がなくなっている状態だと、子どもから辞めたいという訴えが出てくる可能性が高くなります。


親の側も、「頑張る気がないなら上達も期待できず、続ける意味がないのでは」と感じ、やめさせたほうがよいと考えることが多いようです。


<2位 指導者と合わない>

・コーチの指導が怖くて、恐怖心から行けなくなった(30代 女性 水泳)

・先生の教え方に疑問をもったようです。コンクールへ出す作品を書くときに、お手本を下に敷いて写して書きなさいと言われ、嫌になったと聞きました(50代以上 女性 書道)

習い事において指導者との関係や相性はとても重要で、意欲に直結します。


指導者の態度や教え方が子どもに合わないと、習い事そのものが苦痛になり、通うことを拒むケースも。信頼関係を築ける指導者と出会えるかどうかは、習い事の継続に大きく影響するようです。


 <3位 時間がない>

・塾に通い始めたら塾で出る宿題がなかなかの量で、体操教室に行ったあとだと時間が取れず、子どもと話し合って卒業しました(20代 女性 体操)

・中学生になる直前に辞めた。部活に入ると帰宅時間が遅くなり、ピアノの練習ができなくなると思ったため。「ピアノと部活の両立は無理」と言ったのは、子ども自身です(50代以上 女性 ピアノ)

習い事を無理なく続けるには、学校や他の習い事などとのバランスが大切です。


たとえば宿題や部活動が忙しい中でいくつも習い事をしていると、時間に追われたり、習い事の課題をする時間が取れなかったりすることも。


そのため、中学校入学で部活が本格的に始まったタイミングで、習い事を辞めたり減らしたりした人もいました。


<4位 他にやりたいことができた>

・子どもが別の習い事をしたいと言い出し、曜日などの都合から退会となりました(30代 男性 ピアノ)

・他の習い事に興味が出てきた(40代 女性 エレクトーン)

子どもは成長とともに興味や関心が移っていきます。現在の習い事よりもやってみたいことを見つけると、優先順位が変わります。


現在の習い事に追加するには時間的・経済的余裕がない場合、「もとの習い事を辞める」という選択になります。


<5位 目標を達成した>

・高学年になり通っていたスイミング教室で1番上のクラスになり、泳ぎもすべてマスターしたので、もう通う必要がないなと思い辞めました(30代 女性 水泳)

・一段に昇進したので辞めました(50代以上 男性 そろばん)

習い事を始めるときに「○年続ける」「○○ができるようになる」と決め、目標を達成したら辞める人もいます。最も高い級やクラスに上がったので目標がなくなるというケースもありました。


<6位 本人に合っていなかった>

・スイミングの楽しさがわからなくて、スイミングに行く日は機嫌が悪く、行くことを泣いて嫌がったから(30代 女性 水泳)

・もともとスポーツのほうが好きなので、座って静かにやる習い事が合わなかった(50代以上 女性 書道)

そもそも習い事の内容や活動スタイルが、子どもの性格や好みに合っていなかったケースも。


親が薦めた習い事を好きになれなかったケースもあれば、子どもがやりたいと言ったものの、始めてみたら合わなかったケースもありました。


<7位 レベルが合わなかった>

・友達の影響で水泳を始めたのですが、周りにできる子が多く、自信をなくしてしまったようです(20代 女性 水泳)

・初めは楽しくやっていましたが、だんだんダンスの振付けが小さい子向けになって、楽しくないとのことでした(40代 女性 ダンス)

周囲との実力差により、劣等感を抱いて辞めるケースもあります。


一方、内容が簡単すぎて物足りない場合も、退屈になってやる気が低下するとわかりました。


<8位 チームメイトとの人間関係>

・子どもではなくママ友同士の争いが激しく、子ども同士まで不仲になっていったため(30代 女性 体操)

・最初は楽しんでいましたが、途中から入ってきた数人が騒いだり自分勝手な行動をしたりするタイプの子達で、楽しめなくなったから辞めたいと言ってきました(40代 女性 水泳)

習い事で人間関係のトラブルがあり、辞めてしまったお子さんも。気の合わない子がいたり、レッスンを真面目に受けない子がいたりすることで、安心して意欲的に学べる場ではなくなってしまうケースもあるようです。


習い事は学校以外での交友関係をつくれる場所ですが、人間関係に恵まれないとストレスが発生する可能性もあります。


<9位 経済的な事情>

・費用が値上げになると聞いて辞めました(40代 男性 ピアノ)

・経済的に負担が大きかったためです(50代以上 男性 英会話)

子どもは習い事を続ける意欲があるものの、親の経済的な事情で習い事を辞めるケースも。


収入減少のほか、進級による料金の値上げ、大会や発表会にかかる月謝以外の費用の負担などが理由にあがっています。


<10位 期待した成果が出ない>

・成果がなかったから。通っていても意味がないと判断しました(30代 女性 学習塾)

・英会話と学習塾は、母親が成果が出ないことに苛立って、辞めさせた(40代 男性 英会話・学習塾)

期待した成果が出なくて辞めてしまうのは、親の事情もあれば、子どもの事情もあります。


親は「通わせているのに成果が出ないと意味がない」「お金や時間の無駄」と感じ、子どもは「頑張っているのにできないから、やる気がなくなる」と思うようです。



習い事を辞めた後の子どもの変化は「別の習い事を始めた」

「習い事を辞めた後、子どもにどのような変化があったか」を聞いたところ、1位は「別の習い事を始めた(34.3%)」という回答でした。2位「楽しそうに過ごしている(21.1%)」も多くなっています。


習い事を辞めて、新たな習い事や勉強に挑戦している子どもが多いとわかります。また習い事を辞めると、習い事をしていた時間が自由時間になるので、生活や心の余裕が生まれたというポジティブな変化が目立ちます。


<1位 別の習い事を始めた>

・空手に代わる運動系の習い事をと思い、ミニバスを始めた。ミニバスは合っていたようで、一生懸命頑張っています(40代 女性)

・ピアノを辞めてダンススクールに行き始めました。集団行動が身につき、本人も十分長く続けたので満足です(50代以上 女性)

辞めた理由が「習い事が合わなかった」「やる気がなくなった」などの場合、新たな習い事を開始した子どもも多くなっています。


新しい習い事が子どもの適性や興味に合っていて、自発的に取り組むようになり、充実感を得ているケースも多数ありました。


<2位 楽しそうに過ごしている>

・「辛いことから解放された感じ」があるようで、とくにスイミングに通ってた曜日は明るくなりました(40代 女性)

・イジメられたのが原因で辞めることにしたので、辞めて晴れ晴れしているように感じます(50代以上 男性)

嫌だった習い事から解放され、ストレスが減って子どもが明るくなったというケースも多数。


習い事が大きなストレスになっている場合、辞めることで子どもの心が安定し、明るくなれるのは大きなメリットです。


<3位 友達と遊ぶ時間が増えた>

・時間に余裕ができ、友達と公園で遊ぶ時間が増えました。習い事の日はどうしてもバタバタしていたので、ゆっくりと過ごせるようになったのは良かったと思います(30代 男性)

・ピアノを辞める前から、ピアノに行くより友達と遊びたいようだったので、友達と遊んでいます(40代 男性)

習い事に費やしていた時間の予定がなくなるので、友達と遊ぶ時間が増えたケースも多くなりました。


時間に余裕ができたことによる友人関係の深まりや広がりは、心の発達にとってプラスです。習い事が忙しすぎて友達と遊ぶ時間がなかった子どもの場合、とくに大きなメリットに感じられるでしょう。


<4位 勉強時間が増えた>

・勉強の時間が確保できたため、学業を頑張っている(40代 男性)

・スイミングを辞めた分、勉強に集中するようになり、返って良かったのかもと思っています(50代以上 女性)

習い事を辞めて時間の余裕ができたことで、学業に集中しやすくなったお子さんもいました。


時間の余裕ができることに加え、習い事がなくなって体力的な余裕ができることも、学業に集中しやすい理由になっていると考えられます。


<5位 ゆとりができた>

・自由な時間が増えて、彼女なりのペースで過ごせているように思う(30代 女性)

・自由時間が増えてリラックスできていますが、ゲーム三昧になってしまっています(40代 女性)

時間的・精神的なゆとりが生まれると、自分のペースで過ごせるようになり、リラックスしやすくなります。とくに「複数の習い事を掛け持ちしていた」「レッスンや練習に多くの時間を費やしていた」という子どもは、ゆとりを感じやすいと推測できます。


ただ余った時間が有意義に使われるかどうかには個人差も。ゲームをしたりスマホを見たりする時間が長くなった」という声もあるので、習い事を辞めた後の過ごし方には注意が必要です。


<6位 趣味の時間が増えた>

・もともとスポーツがあまり好きじゃないと言われて、インドアの新しいことを趣味程度で親子一緒にいろいろやるようになった(30代 男性)

・自分の好きなことをする時間が増えて、充実しているようです(40代 女性)

趣味は習い事よりも自由度が高く、やりたいときにやりたいだけできるというメリットがあります。


習い事を辞め、趣味に使える時間が増えて、生活の充実感が高まっている子どもも多いとわかりました。


<7位 後悔している様子>

・最後までやりきれなかったのが心残りなのか、たまに水泳の話をしてきます(20代 女性)

・辞めて半年くらい経ったとき、「やっぱり辞めなければ良かった」と残念そうにはしていました(50代以上 男性)

辞めた後で「やりきれなかった」「続けていれば良かった」と感じる子どももいます。「時間がない」「経済的事情」「親の送迎が難しい」「教室の閉業」など、子どもが望んで辞めたわけではない場合に、後悔しているケースが多くなりました。


また子どもが「もう嫌だ」と言って辞めたケースでも、学齢が上がって「続けておけばよかったかも」と感じるケースもあります。



子どもが習い事を続けるための親の工夫は「習い事を慎重に選ぶ」

子どもが習い事を続けるための親の工夫として最も多かった回答は、「習い事を慎重に選ぶ(26.8%)」でした。子どもが習い事を辞めた経験がある人たちなので、「そもそも子どもの性格や興味に合った習い事でないと、続かない」と実感していると考えられます。


また、2位「子どもの意見を尊重する(15.6%)」、3位「意識的に褒める(10.7%)」など、子どもの気持ちに寄り添う姿勢も重要視されていました。子どもが習い事を続けていくためには、親のサポートが重要だとわかります。


<1位 習い事を慎重に選ぶ>

・子どもに合った習い事なのか見極めが大切だと思い、よく観察しています(30代 女性)

・子ども自身が興味をもったものしか、習わせない。見学や体験をして、子どもが納得したら習い事をさせていた(40代 女性)

子どもの性格や興味に合った習い事でなければ、途中でモチベーションを失いがちです。


そのため、体験入会や見学などを通じて、子どもが本当にやりたい習い事なのかを見極めてから始める人も多くなりました。


<2位 子どもの意見を尊重する>

・無理強いしないことです。4年間続けているプールの習い事は、本人が嫌がる場合は無理強いせず、行きたくない理由を聞いてから休ませます(30代 女性)

・自身の経験から、押し付けないようにしました。「お母さんがやれって言ったから」と言われるのは悔しく悲しい(50代以上 女性)

無理強いは子どもに負担を与え、習い事が嫌なことや嫌な思い出になりかねません。そのため子どもが「今日は行きたくない」「もうやりたくない」と言い出したときに、子どもの気持ちを受け止めようとしている人もいました。


「安易に休ませたら、休み癖がつくのでは」と心配する人もいますが、適度に休みを入れることで、長期間習い事が続いている例も。子どもの気持ちを尊重することで、「先週は休んだから今週は行く」など、子どもが主体的に取り組むようになった例もありました。


 <3位 意識的に褒める>

・「楽しい」「やりたい!」の気持ちが大事なので、前回より成長した部分を褒めるようにしています(30代 女性)

・できるようになったことをとにかく褒めること(40代 男性)

褒められることは、「頑張りが認められる」という成功体験です。成功体験があると「もっと頑張ろう」と思えるので、楽しさを持続しやすくなります。実際に、褒めることで習い事が続いたという体験談も。


子どもの成長や努力した過程をタイミング良く褒めるためには、本人に話を聞いたり実際にレッスンを見たりして、習い事の状況を把握しておく必要があります。


<4位 一緒に取り組む>

・私もピアノを弾けるので子どもの好きな曲を弾いて、「もうちょっと練習したらこんな曲まで弾けるようになるよ」と、一緒になって弾いています(40代 女性)

・家でもできる練習があれば、付き合って一緒にやってみる(50代以上 男性)

「親もピアノを弾ける」「昔野球やサッカーをやっていた」などであれば、親が指導もできます。親に経験がなくても、「上達できる方法を一緒に考えたり、レクチャー動画を見たりする」「レッスンに付き添う」などのサポートをしているケースがありました。


親の関心や関与があると、子どもは応援されていると感じやすくなります。


<5位 ご褒美を設定する>

・しんどいと感じてもやらせたいことがある場合は、ご褒美を用意しています。ゲームの時間増やすとか好きな夕食にするなど(40代 女性)

・習い事がある日は家族で外食するなど、楽しいことが待っている環境をつくっていた(50代以上 男性)

ご褒美は即効性のあるモチベーションアップの方法。具体的にはお菓子・おもちゃ・自由時間増・お小遣いなどです。


ただご褒美には即効性がある一方で、ご褒美がないと頑張れないという状況になりかねません。実際に「習い事を頑張ればお小遣いアップをしているが、本当はあまり良くないと思っている」という声もありました。



まとめ

子どもが習い事を辞める理由としては「やる気がなくなった」など、子ども本人の事情が多くなりました。


親としては、せっかく始めたのだから続けてほしいと思いますが、習い事を辞めることは、必ずしもネガティブな結果に結びつくとは限りません。習い事を辞めた経験から、より子どもに合う習い事や活動を選択できるようになり、充実した生活を送っているご家庭もあります。


習い事が子どもにとって大きなストレスになっていることもあるので、継続することに固執するのではなく、子どもの意見や現状を把握して、柔軟に対応することも必要かもしれません。



▽高祖常子氏の考察

習い事をやめる理由の1位の「やる気がなくなった」ということですが、ここで「今までお金を払ったのにもったいない」と無理やり継続してしまう家庭も少なくないのが現状です。でも、子どもはやりたくない習い事をしている時間は苦痛になりますし、親はそこに月謝を払うのはもったいないことです。


習い事を続けるための親の工夫の1位「習い事を慎重に選ぶ」、2位「子どもの意見を尊重する」というのはとても大切なことですね。親の想いがあっても子どもの気持ちとずれていると、習いごとは長続きしないでしょう。


子どもの意見を聴き尊重しながら、子どもに合った習い事を見つけ、親も子どもができるようになったことを喜び応援していかれるといいですね。

posted by 佐藤 仁 at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | スクール関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月13日

英会話アプリと英会話教室の利用選択とその背景についての実態調査

グローバル化が進む現代社会において、英語でのコミュニケーション能力は、ビジネスから日常生活まで、ますますその重要性を増している。特に近年、AIを活用した英会話アプリの登場により、英語学習の選択肢は大きく広がり、従来の英会話教室との間で、学習方法の多様化が進んでいる。


本調査では、英会話アプリと英会話教室という二つの主要な学習方法に焦点を当て、ユーザーがどちらを選択するのか、その背景にはどのような要因があるのかを明らかにすることを目的とする。


年齢や英語レベルが学習方法の選択に与える影響を分析し、利用者の実態と潜在的ニーズを深く掘り下げることで、今後の英会話学習市場の展望について具体的な示唆を得ることを目指す。


「英会話アプリと英会話教室の利用選択とその背景についての実態調査」結果のポイント
  • 英語レベルと年齢層で英語学習方法の選択傾向は異なる
  • 今後利用したいのは英会話アプリが圧倒的
  • 英会話アプリ普及の鍵は「認知度向上」と「手軽な体験」


【調査概要】

項目

詳細

調査名

英会話アプリと英会話教室の利用選択とその背景についての実態調査

対象者

20代〜60代の社会人

対象地域

全国

調査方法

インターネット調査

調査期間

2025年5月10日〜5月17日

回答数

300名

 

 

調査対象の定義


本調査における各用語の定義は以下の通りです。

  • 英会話アプリ:主にAIとの会話練習に特化したスマートフォンアプリを指します。(例: Talkful, スピークバディ, ELSA Speak)
  • 英会話教室:人間(講師)との会話レッスンを中心とした英語学習サービスを指し、対面形式とオンライン形式の両方を含みます。(例: ベルリッツ, Kimini英会話)

 

英語学習方法の現状

 

初級者は英会話アプリ、中級者は英会話教室


現在の英語学習方法について、回答者の英語レベル別に分析した結果、興味深い傾向が明らかになった。


初級レベルの学習者では、英会話アプリの利用者が英会話教室の利用者を上回った。一方で、中級レベルの学習者では、その逆の傾向が見られた。


この結果は、AIを活用した英会話アプリが、特に英会話初心者に浸透している可能性を示唆している。

 

20代は英会話アプリが圧倒的優勢


現在の英語学習方法について、回答者の年齢別に分析した結果、顕著な傾向が明らかになった。


20代では、英会話アプリの利用者が英会話教室の利用者を圧倒的に上回る結果となった。


一方で、その他の年代では、英会話アプリと英会話教室の利用者数に大きな差は見られなかった。さらに、英語学習をしている割合を年代別に見ると、20代が最も高いことも判明している。


これらの結果を総合すると、この傾向は、20代が英語学習に非常に積極的であること、そして新しい技術やサービスに対する感度が高いことを明確に示唆していると言えるだろう。

 

英会話アプリと英会話教室のメリット・デメリット

 

英会話アプリのメリットとは

現在英会話アプリを利用しているユーザーにその主な理由を尋ねたところ、「時間や場所を選ばない(いつでも、どこでも学習できる)」「自分のペースで進められる」「費用が安い / 無料で使える」がトップ3を占め、非常に高い割合を示した。


従来の英会話学習は、教室への移動時間や決められたレッスンスケジュール、そして高額な受講料といった制約が少なくなかった。しかし、英会話アプリはこれらの学習における物理的・経済的な障壁を大幅に取り除くことを可能にした。


今後も、この「いつでも、どこでも、気軽に」学べるという英会話アプリ独自の価値を前面に押し出すことが、さらなる普及のカギとなるだろう。

 

英会話アプリのデメリットとは

現在英会話アプリを利用していないユーザーに対し、その利用をためらう一番の理由を尋ねたところ、興味深い結果が得られた。


現在の英語学習方法が「英会話教室」と回答した層、および「英語学習をしていない」層の双方で、最も多かったのが「英会話アプリについてよく知らない」という回答であり、非常に高い割合を示した。


このことは、英会話アプリの認知度向上が喫緊の課題であることを明確に物語っている。英会話アプリの名前を知っていてもその内容や効果について具体的なイメージを持てていない可能性がある。


一方で、「どちらも利用しておらず、他の学習方法のみを利用している」層で最も多かった理由は「費用がかかる」であった。これは、書籍やYouTubeなどの無料または非常に安価な学習リソースと比較して、英会話アプリに費用が発生することへの抵抗を示していると考えられる。アプリに対して、彼らが支払える「費用」に見合うほど魅力的であるとまだ感じていないことを示唆している。

 

英会話教室のメリットとは

現在英会話教室を利用しているユーザーにその主な理由を尋ねたところ、「講師から直接指導やフィードバックを受けられる」「学習習慣が身につきやすい / 継続しやすい」「リアルな対人コミュニケーションを練習できる」がトップ3を占め、非常に高い割合を示した。


英会話アプリの台頭により、英会話教室はかつてないほどの競争に直面している。しかし、上記のメリットが示すように、英会話教室が提供する「人的な温かみ」や「リアルで予測不能な会話」、そして決められた時間に教室へ通う「強制力」は、アプリでは代替しにくい強みとして今後も存在し続けるだろう。

 

英会話教室のデメリットとは

現在英会話教室を利用していないユーザーに対し、その利用をためらう一番の理由を尋ねたところ、「費用の高さ」がダントツのトップであった。


この結果は、英会話アプリや生成AIといったより安価な選択肢が増えている中で、従来の講師と直接会話する学習方法の費用が相対的に高く感じられている可能性を示唆している。


英語学習のニーズが高まる一方で、多様な学習方法が登場する現代において、費用対効果の認識がユーザーの選択に決定的な影響を与えていると言えるだろう。

 

英会話アプリも英会話教室も利用しない人は時間的・金銭的制約がトップ

現在「英会話アプリも英会話教室も利用しておらず、他の学習方法のみを利用している」層、および「英語学習をしていない」層に対し、英会話アプリも英会話教室も利用したいと思わない主な理由を尋ねたところ、「金銭的な余裕がない」「時間的な余裕がない」という2つの回答が非常に高い割合を示した。


この結果から、多くの人々にとって経済的・時間的な制約が、英語学習を始める上での根本的な障壁となっていることが明らかになった。


たとえ英会話アプリのように安価で手軽な学習方法が登場しても、これらの根深い制約が解決されない限り、新たな学習への一歩を踏み出すのは難しいという現状が浮き彫りになっている。

 

英会話アプリへの高い期待と普及の鍵

 

今後利用したいのは英会話アプリが圧倒的

「今後、英会話でのコミュニケーション能力(話す・聞く)を向上させるために、英会話アプリと英会話教室のどちらをより利用したいと思いますか?」という質問に対し、現在の英語学習方法別に分析した結果、興味深い傾向が明らかになった。


もちろん、現在英会話アプリを利用している回答者は引き続き英会話アプリを、英会話教室を利用している回答者は英会話教室を今後も利用したいと回答する割合が高かった。


しかし、ここで特筆すべきは、現在「どちらも利用しておらず、他の学習方法のみを利用している」層と「英語学習をしていない」層の双方において、英会話教室よりも圧倒的に英会話アプリの方を今後利用したいと考えている点である。


これまで英語学習に積極的でなかった層や、他の方法で学習してきた層が英会話アプリに関心を示しており、英会話アプリの必要性やニーズが非常に高まっていることを示唆している。

 

無料トライアルと安価な料金設定への高いニーズ

「今後、AI英会話アプリ(AIと会話練習を行うアプリ)の利用を検討するとした場合、どのような情報提供や機能の改善があれば『利用してみたい』と感じますか?」という質問に対し、半数以上が「無料トライアルの充実、または手頃な価格設定」と回答した。


どんなに優れた機能を持つアプリでも、初期費用が高かったり、試す機会が少なかったりすれば、利用へのハードルは高くなる。単にアプリの品質を高めるだけでなく、いかに多くの人にその存在を知ってもらい、敷居を低くして体験してもらうかが重要であることを示している。

 

課題と展望


今回の調査は、英会話学習の現状と今後の方向性を明らかにした。


英語レベルや年齢層によってアプリと教室の利用傾向が異なり、特に手軽さや費用面で優位性を持つ英会話アプリは、潜在的な学習ニーズを持つ層から高い期待が寄せられている。


今後、英会話アプリは、その体験価値や学習効果をいかに効果的に訴求し、潜在ユーザーの認知度を高めるかが鍵となるだろう。アプリの開発はもちろんのこと、広告やアピールの仕方も重要となる。


一方、英会話教室は、学習習慣の形成やリアルな対人コミュニケーションといった独自の強みを活かし、ビジネス英会話や試験対策など、特化したニーズに応える専門性の高いプログラムを提供することで、その存在感を維持していくことが期待される。


総じて、英語学習への普遍的な障壁である「金銭的・時間的な制約」を乗り越えるためにも、それぞれの学習方法が強みを発揮し、より多くの人々が英語学習にアクセスできる環境を整えていく必要がある。



出典:「スキルアップ研究所調べ

posted by 佐藤 仁 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | スクール関連ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする